携帯電話と教育産業事情

先日、梅田のヨドバシカメラで、高校時代のアルバイト先の先輩と久しぶりに(1年ぶりくらいか?)出会いました。携帯電話を買いに来ていたそうです。手続に1時間くらいかかるということなので、その間、1階の喫茶店で近況などを話し合いました。
今はとある塾の非常勤講師をしているそうで、昔よりは収入は増えたものの、車を買ったのでそのローンやら保険料やらで結局金欠状態が続いているそうです。そういう何のことはない話をしていたわけですが、その中で気になった点が1つ。
関西の塾・予備校事情に詳しい人は知っていることと思いますが、大手予備校のK塾が天王寺に校舎を新設したそうです(私はまだ実際に見ていませんが)。一方、同じ大手のS予備校は、大阪にある1つの校舎(私が以前働いていた所ですが)について、現役向けの講義を打ち切る、つまり浪人生専用校舎とするそうです。
これまで近畿においては、大手の予備校は上述の2者が勢力が拮抗させていたのですが*1、これからはK塾の優勢が決定的になりそうです(∵K塾天王寺校は奈良(=奈良学園西大和学園など)、堺市以南(=三国丘、岸和田など)の生徒を地理的に受け入れやすい)。
私が高校生の頃は、周囲ではS予備校に通っている人が一番多くて*2、他にK塾や天王寺にあるK進学塾、●会京大マスターコースなどに通っている人が比較的多いという印象を受けましたが、これからはその情勢も変化するものと思われます。まあ、業界の勢力図が塗り替えられたところで私には特に影響はないのですけどね。ただ、K塾でのアルバイト(短期間ですが)の中で見たり聞いたりした内容に鑑みると、今の情勢もサモアリナン諸島という印象を受けます。いわゆる『強い会社』です。




ところで、先輩は携帯をauからボーダフォンに変えたそうなのですが、その理由が「Love定額があるから」とのこと。不純ですね(ぇ

*1:ちなみに、大手であるYゼミは関西ではシェアが小さいといわれています。確かにそうなのかな、という気がします。

*2:これは、理系偏重だった高校の事情を反映したものと思われます。