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―森助教授VS理系大学生 臨機応答・変問自在 (集英社新書)
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2001/04/17
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- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 集英社
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大学の話をしましょうか―最高学府のデバイスとポテンシャル (中公新書ラクレ)
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2005/10
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『大学の話をしましょうか―最高学府のデバイスとポテンシャル (中公新書ラクレ)』についても、近いうちに借りるなどして読もうと思っていた一冊です。薄いので2時間くらいで読了。
【Q】そういった組織変更というのは、何故行われるのですか?
【A】理由はひとつです。そういう申請をして、ポストや予算を獲得したいからです。特に、リストラされつつあるような部署は、黙っていたら人員が削られる。だから、必死になっていろいろ考えるわけです。
(中略)
ポストが欲しいから申請するんですが、しかし、申請書には、設置のための基本理念を謳わなければならないわけです。そうなると、もう会議会議、ワーキンググループワーキンググループの連続ですね。難しいですよね、そもそも理念が先にあって申請するわけではない、とにかく潰されたら困る、なんとかポストを維持したい、あわよくば増員したい、だから、あとから適当な理由を考えるわけです。無理があるのは当然、難しいのは当然です。そういう難しいことに挑戦するのが好きな人たちが多いのです。
(105-106頁)
某文学部の唯野教授の周囲を見渡してみても、大学内部というのは社会通念からかなり乖離している世界であると思われるので(これが長所なのですが)、このような事実があったとしても別に不思議ではないでしょう。本文を鵜呑みにすべきかどうかは微妙なところ。
ところで、本文の中で明確に『N大学』ではなく『名古屋大学』という名称が用いられたのは、この本が初めてではないだろうか。