本格とは

昨日、ゼミのとある場面で本格ミステリィについて(!)説明をしたのですが、私自身はミステリィをあまり読まない*1せいか、「本格ミステリィは他のミステリィと違い、謎解きに必要な条件だけがご都合主義的に提示されているのではないのです。読者が、与えられた条件から必要なものを拾い上げてトリックを構築していく。そこにはもちろん作者によるミスディレクションも隠されているわけで、それが作品のリアリティを向上させているのです。」という趣旨の、何だかよくわからない発言をしてしまいました。先生も首を傾げていて、後から大変恥ずかしい思いをしました(ゼミではよくあることですが)。
家に帰って早速ネットで調べてみると、

 本格ミステリの定義というのは難しく、「100人本格好きな人間がいれば、100通りの本格の定義がある」と言われており、明確な定義付けはできない。
 形としては、「謎が提示され、その謎を探偵役が理論的に解決する」と思っていいかと思う。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CB%DC%B3%CA%A5%DF%A5%B9%A5%C6%A5%EA

とあり、やはりよくわかりませんでした。結局何なのだ?


ところで、ゼミの続投者はどうやら何人かいる模様。私もその一人なのですが。

*1:前のブログで何度も触れた通り、私は森博嗣先生の本を大変愛読していますが、そのほとんどがミステリィではなく、ISEEシリーズに代表されるエッセイです。