K大学の情報処理教育事情(その2)

先月の日記で(もう消してしまいましたが)、大学の情報端末としてiMac G5が導入されるらしい、ということを書きましたが、今週の月曜日からその仮運用がスタートし、社会科学系図書館にも設置されました。
で、わざわざ刑訴法の授業をサボってまで長々と使ってみたのですが、オフィスソフトを利用する、ウェブページを見る、などのごく基本的な作業の環境については、Winマシンと変わらないようです(当たり前ですが)。十年前くらいだとMacGUIは便利だったのかもしれませんが、今となってはWindowsもそれと遜色ないように思われます。確かにアイコンはWindowsのものよりも綺麗だし、DashboardやDockのアニメーションも面白いですが、別途アプリケーションを導入することでこれらをWindows環境で再現することは可能ですし、それ自体、PCでできる作業範囲を拡張するものでもないものと思われます*1
あと、Wordを立ち上げるやいなやフリーズしたのには閉口。今時、オフィスソフトを使う程度ではWindowsであってもフリーズしないでしょう。さて、Macが原因か、Wordが原因か……。


ところで、森先生が熱心なMacユーザーで、「Macには思想がある」という発言を時々エッセイなどでされますが、さすがに私が1時間ちょっと使っただけではその思想には触れられないと思われます。書店でOSXの本でも読んで、Windowsとの差違をもっと探してみよかと考えています。


*1:ただ、OSをどのような基準で評価するかはかなり相対的なもので、PCにより高度な作業環境を求めるか、日常における使いやすさを求めるかによっても異なると思われます。……高度な作業環境って何?